会長ご挨拶

会長 坂本修一
旭化成ファーマ株式会社
取締役会長

この度、医薬品産業情報研究会(PIフォーラム)の会長職を務めるに当たりご挨拶をさせていただきます。

はじめに、今回の新型コロナウイルス感染症に関しては、病院などの最前線で治療にあたっていただいている医療従事者の皆様に対して、そして厚生労働省をはじめとする関係機関、諸団体の皆様に対して、心から敬意を表し、深く感謝を申し上げます。

医薬品産業情報研究会(PIフォーラム)は、医薬品専業メーカー以外の異業種の企業が、医薬品産業・医療関連産業への参入を展開するにあたり、医薬品事業や研究開発等の様々な課題やテーマに対して情報収集や調査・研究を行い、かつ会員企業間での意見交換、切磋琢磨する場として、1991年1月に設立されました。設立から今日に至るまで、厚生労働省をはじめとする関係各位のご尽力を賜り、2021年1月にはいよいよ設立30周年の記念の年を迎えることになりました。現在(2020年7月時点)会員企業34社が加盟する団体となったPIフォーラムは、今後も各委員会や分科会での活動を通じて、兼業企業の団体ならではの視点で医薬・医療へ貢献する使命を持って活動をしたいと考えております。

現在、世界は新型コロナウイルス感染症という「新たな脅威」の影響を受け、先が予測できない、非常に困難な環境の中にあります。PIフォーラムの活動においては、会員企業の皆さまはもちろん、関係する全ての方々の安全を最優先したうえで、新たな時代におけるPIフォーラムの活動環境を整備していきたいと考えております。

2020年度の診療報酬改定では、『健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた「全世代型社会保障」の実現』などが基本方針として掲げられ、改定の基本的視点と具体的方向性として「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革を推進」、「患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現」、「医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進」、「効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上」が重視されました。このように医療の在り方が大きく変革するなかで、医薬医療関連企業は革新的な新薬・医療機器等の開発を行い、アンメットメディカルニーズに応えていく責務があります。

PIフォーラム会員企業は、多種多様な技術やビジネス基盤を有している兼業企業の集まりであり、さまざまな環境変化に対して、兼業企業ならではの強みを活かした新たな視点で、医薬品のみならず医療関連分野へ貢献することが期待されています。PIフォーラムでの活動を通じて医薬医療への貢献という成果が現れるよう努力して参る所存です。

最後になりますが、会員企業の益々のご発展を祈念しますとともに、より一層のPIフォーラムへのご理解と各種活動へのご協力をお願い申し上げます。

 

2020年7月